A反応が出にくい低刺激レチノール誘導体化粧品

Retinol Derivative

レチノール誘導体配合コスメ

レチノール(ビタミンA)の誘導体は、年齢に応じたうるおいケア(エイジングケア)の成分として皮膚科学研究で広く注目されてきました。シェルシュール(cherchœur)では、レチノールのリノール酸エステルであるレチニルリノレート(リノール酸レチノール)を採用。セラミドとの構造的な親和性にも着目した、独自の処方設計を行っています。

レチニルリノレート(リノール酸レチノール)とは

レチノール誘導体(レチノールエステル)とは、レチノールにさまざまな脂肪酸がエステル結合した成分の総称です。レチノールよりも安定性が高く、肌への刺激が穏やかである点が特徴です。

シェルシュール(cherchœur)が採用するレチニルリノレート(リノール酸レチノール)は、レチノールにリノール酸(ω-6系多価不飽和脂肪酸)が結合した誘導体です。一般的なレチニルパルミテート(パルミチン酸エステル)とは結合する脂肪酸が異なり、リノール酸という点に独自の意味があります。

ビタミンA 代謝カスケード

レチニルリノレート(リノール酸レチノール) cherchœur 採用

Retinyl Linoleate

レチノールのリノール酸エステル。皮膚内で加水分解されレチノールを遊離します。安定性が高く、刺激の穏やかな誘導体です。

レチノール(ビタミンA)

Retinol

レチニルリノレートの加水分解により生成。酸化されやすいため、製剤上の安定化が課題となる成分です。

レチナール(レチンアルデヒド)

Retinal / Retinaldehyde

レチノールデヒドロゲナーゼ(RDH)による酸化で生成。レチノイン酸への1段階前の中間体です。

レチノイン酸(最終活性体)

Retinoic Acid / Tretinoin

RAR(レチノイン酸受容体)に結合し、コラーゲン産生・ターンオーバー・メラニン抑制などに関わる遺伝子転写を調節します。化粧品には配合できない医薬品成分です。

レチノール誘導体の作用はすべてこのカスケードを経由します。上流に位置するほど安定性・低刺激性が高まる一方、活性体への変換効率は穏やかになります。

リノール酸という選択の意味

シェルシュール( cherchœur)がレチノール誘導体としてリノール酸エステルを選択していることには、二つの側面があります。

Aspect 01

リノール酸の
チロシナーゼへの働きかけ

リノール酸には、チロシナーゼのプロテアソームによる分解を促進するとされる研究が報告されています。チロシナーゼ合成の阻害とは異なる機序として、皮膚科学領域で注目されている成分です。

Aspect 02

セラミドEOPとの
構造的な関係性

リノール酸は、シェルシュール(cherchœur)が処方に取り入れているセラミドEOP(ω-リノレオイル型セラミド)の構成脂肪酸でもあります。EOPのω末端にはリノール酸がエステル結合しており、両成分の間には構造的な関連があります。

セラミドEOPとリノール酸について
セラミドEOPは、角質層のラメラ構造の形成に重要な役割を担うとされる特殊な構造のセラミドです。そのω末端にエステル結合しているのがリノール酸であり、シェルシュール(cherchœur)のレチニルリノレート配合はこのEOPとの構造的な文脈の中に位置づけられています。

※ 上記は成分に関する皮膚科学研究の概要です。本製品の効能効果を示すものではありません。

モイスチャーマトリックスQの処方設計

モイスチャーマトリックスQは、シェルシュール(cherchœur)のセラミド処方を基盤としながら、年齢に応じたうるおいケアと肌を穏やかに整えることを意識した複合処方の美容液です。

02

レチニルリノレート(リノール酸レチノール)

Retinyl Linoleate

レチノールのリノール酸エステル。エイジングケア※成分として、またEOPと構造的親和性を持つリノール酸の供給源として処方に組み込んでいます。

03

ビタミンB6誘導体

Pyridoxine Trishexydecanoate

ピリドキシン(ビタミンB6)の油溶性誘導体。皮脂バランスへの働きかけに関する研究が知られており、皮膚への浸透性に優れたエモリエント成分でもあります。

04

Fucogel 1.5P

Biosaccharide Gum-1

トウモロコシや大豆が材料の発酵多糖体。肌表面へのコンディショニング・うるおい保持への働きかけが研究されており、なめらかなテクスチャーにも貢献します。

05

植物複合エキス+グリチルリチン酸2K

ツボクサ・オウゴン・イタドリ・カンゾウ・チャ・ローズマリー・カミツレの7種複合エキスとグリチルリチン酸ジカリウムを配合。肌を穏やかに整えることを意識した処方です。

処方コンセプトについて

モイスチャーマトリックスQは、シェルシュール(cherchœur)のセラミド処方を核としながら、年齢に応じたうるおいケア(エイジングケア)の視点と、肌を穏やかに整える複合エキスを組み合わせたセラミド美容液です。

レチニルリノレート(リノール酸レチノール)の採用は、単なるレチノール誘導体としての位置づけにとどまらず、EOPを構成するリノール酸という文脈でセラミド処方全体と有機的につながる選択です。

※「エイジングケア」とは、年齢に応じたうるおいケアのことです。

よくあるご質問

レチノール誘導体(レチノールエステル)は、レチノール本体と比べて安定性が高く、皮膚への刺激が穏やかな成分です。レチノイン酸(トレチノイン)のような強い刺激反応(レチノイド反応)が起こりにくい点が特徴です。

モイスチャーマトリックスQでは、刺激の少ないレチニルリノレート(リノール酸レチノール)を採用しているほか、肌を穏やかに整える植物複合エキスとグリチルリチン酸ジカリウムを同時に配合し、肌への負担を考慮した処方設計としています。ただし、初めてお使いになる際は少量からお試しいただくことをお勧めします。

レチノイン酸(トレチノイン)は、コメド(白ニキビ・黒ニキビ)の形成を抑制する成分として皮膚科治療でも使用されており、レチノール誘導体もビタミンAカスケードを経由して同様の方向性に作用すると考えられています。

また、ニキビ肌(ざ瘡)の角質層ではセラミド量が低下していることが研究により報告されており、モイスチャーマトリックスQに配合されているセラミド処方は、ニキビ肌のうるおいケアの観点からも取り入れやすい設計です。皮脂バランスへの働きかけが研究されているビタミンB6誘導体(トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン)も配合しています。

※ ニキビ・ざ瘡の治療については皮膚科医にご相談ください。

レチノール系成分は光によって分解されやすい性質があるため、一般的に夜の使用が推奨されることが多い成分です。リノール酸レチノールは比較的安定で、朝お使いいただいても問題はありませんが、朝にお使いになる場合は、日焼け止めを合わせてお使いいただくことをおすすめします。

毎日のスキンケアに継続してお使いいただける設計ですが、肌の状態を確認しながらお使いください。刺激を感じた場合は使用頻度を調整するか、ご使用をお控えください。